2024/01/04 18:39


渋谷区障害者団体連合会が主催する「どきどきときめき展」。渋谷区内の障がい者福祉事業所のメンバーたちによるこの作品展は、2023年で31回目をむかえた歴史あるもの。会場での展示はすでに終わっていますが、1/31までオンラインで展示中。

渋谷区だからほかにいろいろと派手なイベントもあるけれど、フッカー全員の作品が展示されるこちらの展覧会はシンプルながらとても貴重で、毎年励みに・楽しみにしているメンバーが多いのです。毎日元気よくフッカにくるひとも、なかなか来られなかったひとも、きてもやる気がでなかったひとも、25人全員がそれぞれの作品を仕上げて出品できた、というのがなによりも良いな、と思います。


フッカでは、アビィのように毎日絵(パターン)を描くひとがいる一方、絵やイラストなどのアート制作をメインにしているひとはそれほど多くありませんが、2年前よりアーティストの伊藤文子さんが月一でパステル画教室行ってくれていて、そこでの成果がたくさん展示されています。

パステル画含め、改めてフッカー陣の絵やイラストを眺めると、女性を描いているひとが多く、少し興味深く。美しい女性、かわいらしい女性…。描かれる女性の年齢層の幅も大きく、きゃりーぱみゅぱみゅから、伝説のプロボーラー・中山律子さんまで(笑)。

オンライン展示では少し見ずらいけれど、立体作品や細かい刺繍モノもあります。これから商品として販売するものも多数あるので楽しみにしていただきたいんですが、それに関しては会場展示の際に、フッカの作品の前で盛り上がってるマダムたちとこんなやり取りがありました。

「とっても素敵ね!これは販売しないの?」
「この展示が終わったらする予定ですよ」
「いくらくらいになるの?」
「うーん、、●●円くらいですかねぇ」
「えー高い!」

もちろん、決して高い金額をふっかけたわけではありませんが、、、いろいろ考えさせられる、この世界まだまだまだまだまだまだだなぁ、、と思わせる一言でした(まぁ、よくある話、ではあるんですが)。

でもそんな話をしていたら、ビッグママこと、渋谷区障害者団体連合の本田ボスが登場、
「●●円なんかじゃ買えないわよ!」
と言って去っていきました。さすがの貫禄に少し気持ちがすっとしました。



会場ではそんなあれこれもあったどきどきときめき展。オンラインでも、気に入った作品に投票もできるので、ぜひお時間あるときにのぞいてみてください。
(投票する作品数に制限はありませんが、同じ作品への投票は1度まで)

第31回 どきどきときめき展
https://shibushoren.org/dokidoki31k/